ニート生活から脱出!就職するためには

ニートとは

 

 

ニートという言葉は日本でも随分と一般的に使われるようになってきましたが、もともとニート(NEET)という言葉はイギリス政府が人口分類として労働政策上定義した「Not currently engaged in Employment, Education or Training」の略語です。これを直訳すると「教育を受けていない、労働をしていない、職業訓練もしていない」となりますが、どうも日本におけるニートの意味とは異なるようです。

 

 

内閣府が「青少年の就労に関する研究調査」で使用する定義では、高校や大学、予備校、専修学校などに通学していない事、配偶者のいない独身者である事、ふだん収入を伴う仕事をしていない事、15歳以上 34歳以下の個人である事、という点を全て満たしている人をニートとしています。

 

 

ニートは以前フリーターと混同されることがよくありましたが、これは間違いで、フリーターはアルバイトなどをして働いているので法的には労働者として扱われます。

 

 

しかし、内閣府から見ればあまり違いがわからないのか、定義ではフリーターの一部にニートが含まれていて、厳密に区分けはされていないようです。失業者については、就業に向けた活動を行っているのでニートとは区別されています。

 

 

更に内閣府の調査では、ニートを非求職型と非希望型にも分類しています。非求職型は、就業を希望しているのに具体的な就職活動等行動を起こせないでいる人のことで、非希望型は就業すること自体を希望していない人で、行ってみれば最もニートそのものの存在ということになります。親の家があり、ゴロゴロしていても生活に困らない人が多く、ある意味かなり恵まれた環境にあるといえます。